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2020/08/19 13:32



一般的なコットンと比べオーガニックコットン=肌に優しいというイメージをお持ちの方は多くいらっしゃるかと思います。

なぜオーガニックコットンは肌に優しいのかご存じですか?

その秘密は「栽培方法」「生産過程」にあります。


今回はオーガニックコットンと一般的なコットンの違いをご紹介しつつ、オーガニックコットンの魅力をお伝えしたいと思います。

 

【栽培方法について】

一般的なコットンは栽培過程で大量の農薬や殺虫剤、枯葉剤を使用します。綿花全生産量の70%以上が貧困国で生産されていると言われており、大量の農薬を使用した綿花栽培により、環境汚染や生産者への健康被害が深刻な問題となっているのです。

一方でオーガニックコットンは3年以上化学薬品を使わない畑で一切の農薬や化学肥料を使用せずに栽培されます。農薬や殺虫剤を使用しない代わりにテントウムシなどの益虫を使ったり、植物エキスで害虫を駆除するため環境にも生産者にも優しい栽培方法なのです。


【生産過程について】

一般的なコットンは糸から生地を生産する過程で化学処理をしている物が多くあります。収穫効率をあげるために枯葉剤を使用して機械で収穫したコットンは繊維本来の風合いが失われるため、生産過程で見た目をよくするための化学処理を施さなければなりません。そのため洗濯するたびにその加工処理は落ちていき生地がゴワゴワになってしまいます。

オーガニックコットンはじっくりと時間をかけて栽培され、自然に葉が枯れるのを待って手摘みで収穫されます。そして極力化学処理を施さず繊維本来の風合いを生かして加工されます。そのため洗濯するたびに手触りや風合いが良くなるのです。

アトピー肌、敏感肌、化学物質過敏症の方、小さなお子様にオーガニックコットンが良いと言われるのはこのような生産過程にあります。

 

またオーガニックコットンは「労働環境の改善」「社会問題の解決」にもつながると言えます。

 

上記でもお伝えしたように綿花全生産量の70%以上が貧困国で生産されていると言われており、綿農家は農薬や化学肥料を購入するために多額の借金をして農業を始めなければいけません。さらに安価なコットン製品を作るために低賃金で働かされ、人件費削減のために大人よりも賃金の安い子供が雇われ児童労働にも繋がっています。インドでは綿花労働の半数以上が14歳以下の子供、そのほとんどが女の子であると言われています。

オーガニックコットンの認定基準では労働者の人権を守る項目があり、児童労働の禁止、フェアトレードの取引が基本となっています。

製品価格の裏にはこのようなからくりがあるのです。

 

 

このことから『オーガニックコットンは普通のコットンと比べて自分の肌にも優しく、環境にも優しく、社会問題の解決にもつながるものである』と言えます。

 

 

【オーガニックコットンのデメリット】

オーガニックコットにはデメリットもあります。

一般的なコットンは漂白剤や化学処理によって見た目よく加工されますが、オーガニックコットンはそのような加工をしないため色が地味だと感じたり、繊維のヨレが気になる方もいるかもしれません。また栽培、加工に手間がかかるため一般的なコットン製品よりも値段が高くなってしまいます。

 

【オーガニックコットンの見分け方】

注意しなくてはいけないのは、オーガニックコットン製品がどの程度、信頼できるものであるのかということ。

オーガニックコットンはオーガニックコスメと同じように法的な表記規制はありません。そのため数パーセントしかオーガニックコットンを使用していない製品でも「オーガニックコットン使用」「オーガニック〇〇」と表記することが出来ます。

それを見分けるために重要なのが、やはり認証マークです!


 オーガニックコスメと同じようにオーガニックコットンにも第三者認証機関があります。

世界基準で有名なのがGOTS(ゴッツ):グローバルオーガニックテキスタイルスタンダード』です。

GOTSでは原料から最工製品までの工程を確保し、環境配慮、労働環境、人権保護、動物福祉など独自の厳しい基準を設けています。


日本ではオーガニック認証はまだまだ一般的ではありませんが

「それが本当にオーガニックなのかを判断する基準として認証制度がある」ことを知っていただけたらと思います。

※認証を取得していなくても独自の基準を設けて厳しく製品管理されているところもありますのでHPなどで情報を確認されるのもおススメです。

 

オーガニックコットンと一般的なコットンは見た目ではわかりませんが、製品が完成するまでのプロセスにもこのような違いがあることを知っていただき製品購入の参考にしてみてください!